Amazonクーポンプログラムの活用法

「地球上で最も豊富な品揃え」を謳うAmazonでは、ジャンルを問わず膨大な商品を販売しています。
この膨大な商品の中から自店の商品をお客様に見つけてもらうことがAmazonに出品後の最初のハードルです。
広告運用によってある程度上位表示させることも可能ですが、その先のクリックが獲得出来るか否かは未知数と言えます。
お客様が商品をクリックする要因は様々ですが、購買意欲を刺激してクリック促進に役立つのがクーポンです。

ただし、クーポンさえあれば売上が爆上りする訳ではありません!
短期的な売上増ではなく継続的に売上を獲得するには、クーポン発行前の下準備とちょっとしたコツが重要です。
販促効果を最大限に引き出せるクーポンの活用法を伝授します。

Amazonでクーポンを発行するには?

Amazon内にはクーポンを発行する際に利用できる「クーポンプログラム」という販売促進機能があります。
以前はセラーセントラルの広告タブ内にあるプロモーションからクーポンの発行を行っていましたが、クーポンとして独立したことで編集が容易になりました。
クーポンプログラムでクーポンを発行する際、対象商品や割引額、予算や期間等も含め、出品者側で細かな設定が可能です。
クーポンプログラムの利用には利用資格と対象商品が存在します。

クーポンプログラムの利用資格

・大口出品者アカウントを所有していること
・出品者評価なし、もしくは出品者評価が付いている場合は3.5以上を維持していること
・Amazonで14日間以上商品を販売していること

クーポンプログラムの対象商品

・新品であること
・出品者出荷、Amazonから出荷、またはマケプレプライムの商品
・レビューが0件の商品
・レビューが1~4件ある商品(平均2.5以上の星の数が必要)
・レビューが5件以上ある商品(平均3以上の星の数が必要)
・不快感や嫌悪感を与えるような不適切なコンテンツが商品詳細ページに掲載されていない商品

販促効果を上げる施策として欠かせないAmazon Vineや商品紹介コンテンツ(A+)を利用する場合はブランド登録が必須ですが、クーポンプログラムの利用はブランド登録不要!
広告運用と比較すると初心者でも投資収益率をコントロールしやすく、少ない予算でも気軽に始められるので、利用資格と対象商品の要件を満たしている出品者様はぜひ検討してみましょう!

クーポン発行のメリット

お客様目線でクーポンを見た場合、商品がお得に購入できるというメリットがありますが、出品者がAmazon内でクーポンを発行することには、Amazonならではの様々なメリットがあります。

・商品一覧ページで目立ち競合他社と差別化できる
・クーポン専用のページに表示されることがある
・お客様が使いやすく購買率の向上が期待できる

商品一覧ページで目立ち競合他社と差別化できる

お客様が商品を検索した際、最初に目にするのが商品一覧ページですが、クーポンがある商品には割引が表示された目立つ色のバッジが付きます。
バッジがある商品はページ内で目に留まりやすく差別化され、商品に興味を持って頂ける可能性が高いです。
遷移先の商品詳細ページにもクーポンがある旨が記載されており、お客様はワンクリックでクーポンを取得できます。

クーポン専用のページに表示されることがある

Amazon内にはクーポンがある商品だけを集めた「Amazonクーポン」ページが存在します。
クーポンがある商品はこのページ内に表示される可能性があり、掲載された場合は多くのクリックが期待できます。
Amazonクーポンページを日々チェックするヘビーユーザーも多く、特にページ左側のメニュー内にある[人気のクーポン]や[数量限定 半額クーポン]はお客様の注目度が高いです。

お客様が使いやすく購買率の向上が期待できる

初めて購入するお店や試したことのない商品でも、クーポンがあることで購入しやすくなります。
Amazonのクーポンは取得したその日のお買い物から利用できるので、取得したのに使い忘れてしまうお客様が少ないと言えます。
商品への興味が冷めない状態で購入に至る可能性が高く、割引が注文確定画面で適用されるため、お得感が印象に残りやすいでしょう。

Amazon内でクーポンを発行するメリットは多いですが、デメリットはほぼありません!
強いて言えば、商品と引き換えられた際、1回につき60円の引換手数料が発生することです。
お客様がクーポンを取得しただけでは費用は発生しないので、引換手数料があることを念頭に予算を考えましょう。

クーポンプログラム活用のコツ

冒頭でもお伝えしましたが、クーポンさえあれば売れる訳ではありません。
どんなお客様に商品を購入してもらいたいのか?1回の購入でいいのか?リピーターになってもらいたいのか?
採算度外視で購買率アップを目指すのか?少ない予算で時間を掛けて認知向上を目指すのか?等、クーポンを発行する前にビジョンを明確化しておくことが効率的なクーポン活用と言えます。
無駄打ちを回避するにはクーポンと相性が良い商品とクーポン発行のタイミングに注目しましょう!

クーポンと相性が良い商品
・閲覧率が高いのに購買率が低い商品
・人気商品
・お試し商品
・新商品

閲覧率が高いのに購買率が低い商品

お客様の閲覧が一定数あるのに購入に至っていない商品の場合、価格がネックになっている可能性があります。
既に商品に興味を持っているお客様が多いため、クーポンがあることで購入に至りやすいと言えます。
割引は金額よりも%の方が訴求力が高まりますが、割引率の最大値は商品の過去30日間の最低価格に対して50%までです。
割引率が高いクーポンは短時間で使用されやすい半面、すぐに予算を超過して非表示になる可能性も高いため注意しましょう!

人気商品

既に人気がある商品の場合、売上を更に底上げできる可能性が高いです。
人気商品且つレビュー数が多い場合は安心感に繋がるため、お客様の購買意欲は更に高まります。
人気商品にバリエーションがある場合はバリエーションに含まれる商品にも全てクーポンを付けるのがおすすめです!
自然な形で多くの商品を閲覧してもらえるため、便乗した購入が期待できます。

お試し商品

新規のお客様に購入を促す際、特に有効なのがお試し商品です。
初めて訪れた店舗や試したことのない商品を購入する際は不安がつきものですが、気軽に試せるサイズ感の商品や、色んな種類がセットになったアソート商品にクーポンを付けることで付加価値が生まれ、購入に至りやすいです。
大容量しかない場合やアソートが無い場合は、新規のお客様向けに新たにお試しセットを作るのもおすすめです!

新商品

出品したての商品やこれから世に広めたい商品の認知施策としてもクーポンは有効です。
商品のレビュー数が30件未満の場合は、クーポン発行の前にAmazon vineを利用してレビューを集めておくのがおすすめです!
詳しくはこちらのブログ記事をご参考ください!

≫Amazon Vineの活用法

※この機能はFBA在庫がありブランド登録が完了している出品者であれば利用が可能です

クーポンを発行する最適なタイミングは?

年末年始などの商戦期や、プライムデーやブラックフライデー等の大型イベントの前後が良いでしょう。
上記期間はお客様が増加するため、クーポンがあることで購入ハードルが低くなり、リピーターと共に新規のお客様も囲い込みやすくなります。
タイムセール等と組み合わせると割引が合算されてクーポンの訴求力が弱くなるため、なるべく組み合わせないようにしましょう!

何度もお伝えしますが、クーポンさえあれば売れる訳ではありません。
たとえクーポンがあってお得でも、商品が魅力的でないと判断された場合お客様は購入に至りません。
クーポンを発行する前に必ず商品詳細ページを確認し、商品の魅力がしっかり伝わるよう掲載内容を充実させておきましょう!
商品詳細ページの充実化はこちらのブログ記事をご参考ください!

≫Amazon商品登録の必勝法

≫Amazonの商品ページに動画を掲載する方法

※この機能はブランド登録が完了している出品者であれば利用が可能です

クーポンを発行してみよう!

Amazon内でクーポンを発行する際、複数のクーポンを一括で発行することも可能ですが、今回は1枚ずつ発行する方法をお伝えします。
セラーセントラル[広告タブ]内の[クーポン]をクリックし、右上の[新しいクーポンを作成]をクリックします。
対象となる商品や割引以外にも細かな設定ができるので、以下の流れに沿って1つずつ確認しながら進めましょう!

対象となる商品を選定

クーポンの対象としたい商品のASINを検索ボックスに入力します。
商品が表示されたら選択し、[次へ]をクリックします。
※1つのクーポンには最大200個のASINを追加することができます

スケジュールを設定

クーポンの有効期間を設定します。
最短で1日、最大で90日まで設定が可能です。

【スケジュール設定時の注意】
クーポンを申請するとAmazonの審査が入ります。審査通過後にお客様に表示されるまでには最長6時間かかるため、開始日を今日からに設定したい場合等は申請するタイミングに注意しましょう!

割引額または割引率を設定

クーポンの対象とした商品に適用する割引額または割引率を設定します。
割引は商品の過去30日間の最低価格に対して下限5%・上限50%でないとエラーになるため注意しましょう!

使用回数を設定

同じ購入者がクーポンを使用できる回数を1回、または複数回から選べます。
新規のお客様への種まきとして利用する場合は1回がおすすめです!

予算を設定

クーポンはお客様に取得されるだけでは費用は発生しませんが、商品と引き換えられた場合、1回につき60円の引換手数料が発生します。
最低予算は10,000円ですが、実施する期間と引換手数料を考慮した予算を設定しましょう!

【予算設定時の注意】
クーポンは予算の80%が使用されると非表示になり、残りの20%は既にクーポンを取得したお客様の引換手数料に充てられます。
Amazonの仕様上、クーポンが非表示になってから約30分間はクーポンの引き換えが可能なため、この30分でお客様が引き換えたクーポンが残り20%の予算を超過した場合、支払額が予算を上回る可能性があります。
リスク回避のために高額な予算設定は控えましょう!

クーポン名を設定

クーポンの対象とした商品を表す名前を100文字以内で付けましょう。
ブランド名や商品名を含むと分かりやすく、管理しやすいためおすすめです。
「プライムデー」や「ブラックフライデー」など、Amazon内のイベントに関する語句の入力は禁じられているため注意しましょう!

ターゲティングを設定

クーポンを利用できる対象者を[すべての購入者]または[Amazonプライム会員]から選択します。
なるべく多くの方が利用できる方がクーポンの訴求力が高いため、余程の理由がない限りすべての購入者を選択しましょう!

入力が完了したら[送信]をクリックし、クーポンの申請は完了です。
申請後にAmazonの審査が入りますが、もし審査を通過しなかった場合はエラー内容を確認し、修正後に再申請しましょう!

審査通過後に発行されたクーポンは、クーポンの右横にある[編集]をクリックすると登録内容を変えることが可能です。
ステータスが[送信済み]の状態でまだ公開されていない場合はクーポン発行時と同様の箇所の編集ができますが、ステータスが[有効]の状態で公開中の場合は予算の追加と終了日の延長しか編集できないため注意しましょう。
発行したクーポンを停止したい場合はクーポンの右横にある[無効化]をクリックしましょう。

Amazonクーポンプログラムのまとめ

広告よりも気軽に試せてコントロールしやすいAmazonのクーポンですが、発行前のひと手間とちょっとしたコツで購買率がグッと上がります!
お得感の演出以外にも新規獲得や認知向上等、クーポンが有効となるシーンは多々あります。
まずはビジョンを明確化し、短期的な売上ではなく継続的な売上獲得を念頭にぜひチャレンジしてみましょう!

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