Amazon Vineの活用法

Amazonに商品を出品してもなかなかレビューが付かず困った経験はないでしょうか?
1件もレビューがない商品と多くのレビューがある商品を比較した場合、後者の方が検索順位や購入率の向上が期待できるため、出品者としては1件でも多くのレビューを獲得したいところです。

サクラレビュー蔓延の影響を受けお客様の不信感は年々高まっており、レビュー自体の信憑性が問われる昨今。
Amazonから誕生した画期的なレビュープログラムが「Amazon Vine 先取りプログラム」です。

Amazon Vine 先取りプログラムとは、他のお客様の役に立つ率直なカスタマーレビューの投稿実績があるお客様(以下Vineメンバー)をAmazon側が選出する招待制のプログラムで、条件をクリアした商品であれば、1商品につき最大30件のレビューを獲得することが可能です。
元々(2010年6月~)、Amazonベンダーセントラルのみで提供していたプログラムでしたが、2020年1月頃にセラーセントラルでも利用できることになりました。

VineメンバーにはAmazon内でも特に評価の高いトップレビュアーが選出されており、出品者は予約商品や新商品のサンプルをVineメンバーに提供することで、カスタマーレビューを投稿してもらうサービスです。
Vineメンバーによるレビューには「Vine 先取りプログラムメンバーのカスタマーレビュー」というテキストが緑色で表示されるため、他のレビューと差別化され、お客様の視線を誘導することができます。

※レビュー取得プログラムとして存在していた「早期レビュー取得プログラム」は2021年4月25日で終了しました

Amazon Vineの参加資格

Amazon Vineに参加する場合、以下の条件を満たしている必要があります。

・Amazonブランド登録での表示が許可されているブランドであること。
・商品詳細ページのレビュー数が30件未満である。
・購入可能なFBA出品商品のコンディションが「新品」である。
・FBA在庫がある

Amazonの一般的な制限事項に加えて、以下の条件に該当する場合は商品がVineから除外されます。

・複数の商品をセット品にまとめて配送またはレビューするようAmazonに要求している。
・レビューを行うために別の商品を別途注文するようレビュアーに要求している。
・FBA出品情報に表示されている商品に対応していない。
・アダルト商品である。

引用元:Amazon Vineについて

参加資格の中でも少々ハードルが高いのが「Amazonブランド登録」ですが、まだ未登録の出店者の方はこちらのページも参考にしてみてください。

≫Amazonブランド登録についての詳細はこちら

Amazon Vineへ参加するメリット・デメリット

Amazon Vineへ参加することで得られる最大のメリットは、「レビューが獲得できること」ですが、一般のお客様が購入した際に書かれるレビューと比較すると以下のメリットがあります。

・レビュー獲得までがスムーズ
・正直かつ上質なレビューが獲得できる
・販促効果で購入率アップが期待できる

レビュー獲得までがスムーズ

出品して間もない商品に1件目のレビューが付くまでには非常に時間がかかり、レビュー自体が付かないケースも多々ありますが、Amazon Vineの場合、出品者が対象商品をFBA納品した後は、Vineメンバーからのレビューを待つだけとなります。
対象商品を希望したVineメンバーに対してAmazonが商品を発送するため、商品の出品からレビュー獲得までが非常にスムーズです。

正直かつ上質なレビューが獲得できる

一般のお客様が購入後に書いてくださるレビューには心のこもった文章も多いですが、中には1行程度の短文だったり、誤字脱字が多かったりと、出品者の想いや商品の魅力があまり伝わらず逆プロモーションになることもあります。
Vineメンバーの場合、Amazonのヘビーユーザーであり、Amazon内のあらゆる商品を熟知している方が多いため、比較的長文の傾向です。さらに同梱物や商品の画像を付けて評価してくれたりと、非常に丁寧なレビューが特長です。

販促効果で購入率アップが期待できる

評価の度合いはさておき、レビューがある=実際に購入された方が居る という証拠になります。
特にECの場合、直接商品を手に取ることができないため、実際に現物を見たり使用した方の意見は大いに参考になります。
レビューは商品の購入を決める上で非常に重要なファクターであり、高評価が多ければ購入率アップも期待できます。

Amazonだけではなく各モールでも言えますが、レビュー数の多さは検索順位等を決定する際のアルゴリズムにも影響を与えます。
例えば出品して間もない商品が購入されるためには、まず人目に触れる必要があります。
初期段階からある程度の費用をかけて広告を回してなんとか検索上位に食い込ませる…という考え方がありますが、レビューが1件もない場合、お客様は商品を購入する上での判断材料がないため他店に流れてしまう可能性が高いです。
広告施策を行うのであれば、レビューありきの状態で上位表示された方がより購入に繋がりやすいでしょう。

メリットの多いAmazon Vineですが、いくつかのデメリットもあります。
1つ目が「高評価レビューが書かれるとは限らない」という点です。
出品者から提供された商品なので、Vineメンバーの評価は甘くなり高評価が期待できるのでは?という出品者の気持ちとは裏腹に、VineメンバーはAmazonのヘビーユーザーが故、数多くの商品を購入し使用した経験があるため、商品をあらゆる角度から見て客観的に評価します。
そのため商品に対して抱いた感情を良くも悪くもはっきり書く可能性が非常に高いのです。
仮に良くない評価を書かれたとしても、商品やページを改善する良いきっかけだと捉え、その内容を真摯に受け止めて改善に努めることが重要です。

2つ目がVineメンバーがレビューを投稿する際に「締め切りや期限が設けられていない」という点です。
対象商品へのVineメンバーからの申請も全て埋まっていて、商品の発送も完了しているはずなのになかなかレビューが届かない…と言ったことが起こる可能性があります。Vineメンバーと直接コンタクトを取ったり急かしたりすることができないため、出品者としてはヤキモキするかもしれませんが、評価の内容に期待しつつ気長に待ちましょう。

3つ目が商品を無償で提供するので、高額商品の場合、原価計算の結果によっては「数多くレビューを依頼することが難しい」という点です。
販売見込みと損益分岐点を考慮し、どのくらいレビューを依頼をするかシミュレーションしておくと良いでしょう。

対象商品選定のコツ

対象となる商品はAmazon Vineの参加資格を満たしていることが前提となりますが、出品者の金銭的な負荷、Vineメンバーの評価のしやすさ、新規顧客の獲得を考慮すると以下のような商品が望ましいでしょう。

・初めての方でも購入しやすい価格帯の商品
・お試しセットやアソートになっている商品

初めての方でも購入しやすい価格帯の商品

Amazon Vineは出品者がVineメンバーに対象となる商品を提供する仕組みのため、多少なりとも金銭的な負荷がかかります。
1商品につき最大30件のレビューを獲得するとなると、低価格の商品が良いでしょう。

お試しセットやアソートになっている商品

例えば味や香りの違う数種類を組み合わせた商品の場合、Vineメンバーは種類ごとに比較しながら評価することになります。
単品の場合は1つの商品と向き合う形になるため、多少なりとも文章を膨らませる必要がありますが、セット商品は商品ごとの違いが分かりやすいため文章が書きやすくなります。

安価かつ一度にたくさん試せる商品は新規顧客の獲得にも非常に有効です。
もし取り扱い商品で上記に該当するものが無い場合、新規顧客獲得用に新たにセットを組むのもおすすめです。

Amazon Vineのまとめ

客観的な視点を持ったVineメンバーからのレビューが獲得できるAmazon Vineはメリット多数!
出品者目線では気付けないような鋭い意見が聞けることも多いので、自信はあるけどイマイチ売れない商品を忖度無しに評価してもらうために利用するのも良いでしょう。
レビュー獲得後にどうなりたいのか?をしっかりイメージした上で、ぜひチャレンジしてみましょう!

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