商品の魅力を最大限に伝える撮影のススメ

年末商戦もいよいよ佳境。
消費者は購買意欲に満ち溢れ年末年始の買い物に余念がありません。

買う気のある消費者が多く訪れるこの時期、モール内または検索エンジンから商品を検索した際
消費者は購入したい商品イメージに沿った画像に目が留まります。

では、消費者が興味を持ちクリックしたくなる画像とは一体どんな画像でしょうか?

 

■商品ごとに変える写真補正

例えば洋服。寒い時期によく動く「白いコート」を検索した結果
並んでいる商品画像によっては黄ばんで見えたり暗く青みがかって見えることがあります。

いくらクリックを促す効果のある「人物が商品を着用した状態」での掲載や、デザインが優れていたとしても白いコートが欲しい消費者には白色と認識されず視線は別の商品に移るでしょう。

食品に関しても同様のことが言えます。
食欲を増進するのは主に暖色で特に赤みが強いと効果的ですが
例えば黄色みが強いとチープに見えたり、青みがかると途端に食欲は減退します。

販売する商品を「本来の色」により近い状態で消費者に伝えること。
これが消費者との齟齬を無くす最大のポイントです。

画像の暗化や色被りは室内で撮影を行った場合に多く、そのほとんどが光の量が原因です。
特に白色の商品はこういった状態に陥りやすく難易度が高いです。

EC店舗運営者は1人で撮影から商品画像制作までこなさなければならないことも多く
そのほとんどがデジカメを使用し簡易的な場所で撮影を行っているのが現状ですが
デジカメでも十分に対応可能な撮影方法をお伝えします。

 

■逆境を逆手に取った補正術

撮影した画像を写真加工ソフトを使用し補正をかけることもできますが、少々手間がかかります。
補正は行きすぎると本来の印象をガラリと変えてしまうこともあり
手に取った消費者が「欲しいものではなかった」という印象を抱きかねません。

そこで撮影後の補正は最小限にとどめるべく、デジカメを使用して撮影する際のコツは「露出補正」です。

デジカメは被写体が白に近い場合、白とは認識せずに「明る過ぎる」と認識してしまいます。
そのため光の量を自動で抑えて勝手に暗く撮影してしまうのです。

できれば撮影時の天気は晴れが望ましく、本来なら自然光が一番ですがそうも言っていられません。
そこで露出を補正し、対象となる商品本来の明るさに調整することが必要となります。

機種にもよりますが、ほとんどの場合通常は0になっていてマイナスからプラスまで動かすことが可能です。
撮影した写真が暗い場合は、露出補正の数値をプラスの方に上げて再度撮影しましょう。
逆に撮影した写真が明るすぎる場合は、露出補正の数値をマイナスの方に上げて撮影します。
同じ白色でも露出がプラスに傾くほど白さと明るさが際立ち柔らかい印象に
マイナスに傾くほどくっきりとしたコントラストの高い印象に仕上がります。

色によって商品の印象は雲泥の差。特に白色は難しいため今回フォーカスしましたが
同じ商品を何パターンか撮影し最適な色味のものを選択してください。

 
スマートな補正で時間を有効に活用しよう!

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