「売る」より「目立つ」ために

今日はモール広告の話、「売るよりも目立つために」です。
出店されている方はお分かりだと思いますが、大型イベントにもなると1ページに30商材ほど並ぶのは珍しくありません。モール広告の目的は、商品購入に繋がる最適誘導になりますが、30商材もある中では「商品魅力」よりも「目立つ」ことが必要になってきます。

通常、お客様は広告から一つ一つ吟味することはないため、ファーストビューでいかにお客様へ気づきを与えて、思わずクリックするかを考えなくてはなりません。弊社では4つのポイントを意識して広告作成し、クリック率で上位の実績を出しています。

①画像のコントラストを強くする
②画像のシャープさを通常より強くする
③画像に人物を載せる
④画像に立体感をつける

以上の4つです。

少々極端だと感じる程度の画像処理を意識するくらいが丁度よいです。もちろん一定の視認性は必要となりますので、商材理解を直観的に出来る範囲での調整が必要となります。
弊社では、1つの広告を作る際に、最低でも2パターンのレイアウトを作り、さらに画像処理の違いで2パターン以上、最後に入稿するファイル形式(JPEG又はGIF)毎に広告を準備して比較検討します。比較時には、必ず競合画像と並べて目立つ」具合を複数人でチェックしています。これを繰り返し、1つの広告画像を作成しています。そして、掲載後は実際の効果検証をして、広告効果を高めています。

20130410

日々の運営作業で、ここまで対応は出来ない方もいると思いますが、少なくともこのレベルまでやっている店舗が居るのは事実です。広告購入は決して安いものではないので、とりあえず入稿するということは絶対に避けてください。中途半端な入稿画像しか用意できないなら、広告を買う意味はありません。つまり広告効果を高めるためには、それを準備、検証出来る仕組み作りが重要です。

最後になりますが、広告画像を作成する際に商品ページ画像を流用し、縮小することもあると思いますが、既にその時点で元画像と1ピクセル以上のズレが生まれています。

分かりやすく言うと、画像縮小として
①元画像→広告画像
②元画像→商品ページ画像→広告画像
では厳密には広告画像が異なります。

広告の限られたピクセルをどう捉えるか、1円を笑う者は1円に泣くと言いますが、1ピクセルを笑う者は1ピクセルに泣くということがあります。細かいところですが、広告では1ピクセルが勝負となりますのでお忘れなきよう。

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