レイアウトの「崩し」で、二度見させるページ作り

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商品ページ作りに慣れてくると、マンネリを感じてくる事があると思います。似たような要素が続き、どこか詰まらない印象のページ。そんな時には、レイアウトの「崩し」が有効です。崩しとは「目を引く」もので、例えるなら二度見させるものです。

人間は聴覚も視覚も画一化された安定を心地よいと感じる傾向がありますが、一方で印象に残りづらいという傾向もあります。聴覚における楽曲構成上、バスドラム4つうちのハウスビートは程良い心地よさの一方で、印象に残りづらいため、アーティストによっては「変拍子」の崩しを入れ、リスナーに刺激を与えます。

これをページレイアウトの視覚に置き換えた場合も同様で、画一的なレイアウトのなかで、あえて「枠からはみ出す」といった崩しを入れる事は閲覧者に刺激とインパクトを与える効果があります。デザインでキレイに統一されているページは商材の見せ方として一つですが、一方でインパクト訴求が弱いとも言えます。ECデザインの正解がどちらと言うことではなく、私の経験上「崩し」を入れて、それを理解したファンは裏切りません。

もちろん理解されず離脱もありますので、ターゲットの設定と目標数値は事前に決めておく必要があります。ネットショップではABテストが容易に出来るため、効果測定法を決めてしまえば後は実行あるのみです。

いわゆるサムネイルと呼ばれる画像も大手モールでは検索時に並びますよね。多くは正方形となりますが、レイアウトの枠線と画像を崩して、水平から斜めにしたところアクセス数は1.6倍の差が出ました。目を引くという意味では、効果を実感出来ました。

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参考画像では、背景画像の角度やパンを立体的に見せる崩しを入れています。何も画像のみ崩すものではなく、いわゆるチラシに見られるような「フォント」の崩しも有効です。文字を回転や反転させることでも目を引きます。普段見慣れている文字に対する「違和感」は無意識下で印象に残りますね。もし、単調なページでコンバージョンに繋がらないのであれば、崩しを試すことは対策の一つです。(※前提として、サイト内に売るための要素が含まれているとします)

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