様々なモノが溢れ、ボタン一つで商品購入ができる昨今。
同様の商品を扱う他店との差別化をいかにして図るかが鍵となります。
そこで、消費者の心をくすぐるアイコンテクニックを伝授します。
■視覚に訴えるアプローチ
アイコンとは、コンピュータ操作で使用しているグラフィックシンボルのことです。
誰でも一目でその要素を把握できるような単純明快に視覚化されたもので
日常生活の中で標識などに使用する絵文字の場合はピクトグラムと呼ばれます。
言語を使用せず視覚に訴えることができるので
ある意味国境を超えたコミュニケーションが可能です。
例えば日常的によく見かける「トイレ」を表示したピクトグラムを想像してみてください。
オーソドックスなものですと人間の形をしており
女性用はスカートを着用したような裾が広がったものが多いでしょう。
しかし中には地域特性を活かしたものや
その行為に伴う何らかのアクセントを付けて表現しているものもあります。
例えば東京タワーのトイレを表すピクトグラムは東京タワーのモチーフです。
このようなオリジナリティ溢れる表現は「見慣れない何か」として捉えられ
通常ならば素通りしてしまう場所を一瞬にして「心に残る場所」にします。
無論、それはトイレのような「場所」だけでなく「物や行動」に対しても
付加価値を付けることが可能です。
■キーワードは「シンプル」
これはサイト内で表現する場合も同様です。
商品の特性を活かした店舗独自のアイコンを作成することで
訪問者の目を引き、ひいてはクリックを促します。
その場合「直感的で分かりやすく」を念頭に置き、
細かく作り込み過ぎないことがポイント。
アイコンはピクセルサイズが大きくないため、
説明文を加えなくてもそれが何か分かることがベストです。
特に商品カテゴリーを振り分けるナビゲーションボタンや
お買い物の手順を示す箇所などに積極的に使用することで
同様の商品を扱う店舗との差別化を図ると同時に
消費者からは分かりやすく親しみやすいページと認識されるのです。
もちろん同じ商品でも人によって捉え方は様々ですので
取り扱い商品をお題として制限時間を設けてみんなで考えてみましょう。
例えば「和食」というお題に対して「寿司」「ラーメン」「箸」「お茶」と
アイディアに溢れています。
その中で、より店舗特性が打ち出せるものを選ぶとよいでしょう。
そうすることでオリジナリティのある店舗独自のアイコンが完成します。
商品特性を活かしたアイコンで消費者の心を掴もう!