開封時のドキドキ感を思い出せ

20150311-01

開封の儀」という言葉をご存知でしょうか。奈良の正倉院で年に一度だけ、宝物庫の扉を開く儀式です。これが転じて、主にデジタル機器の新商品を開封する事を指すようになりました。ネットで検索をかけると「開封の儀」の模様を記録した動画やブログが多く見つかります。箱を開け、商品を袋から出すこの瞬間。待ちに待ったアイテムがお目見えし、新品の匂いが広がるこの瞬間…たまらない!というお客さまも多いでしょう。

 

開封時の印象は大きい

至福の瞬間である、開封の儀。ところが一転、失意と落胆に変わる場合があります。粗雑な梱包で、雨に濡れたり破損してしまった商品。その上に送り状も入っていない。とてもガッカリします。これは極端な例ですが、一見同じように見える箱や包装だとしても、店舗の気遣いが表れるもの。お客さんは気遣いのない、対応の悪い店だと感じるでしょう。

お店とお客様が対面しないECは、ホスピタリティ=おもてなしとは無縁のように思われがちです。しかし非対面のネットショップであっても、商品説明ページはもちろん、配送でも「おもてなし」は可能です。お客様の視点をもって梱包された商品は、開封の儀のワクワク感を、より盛り上げてくれます。まずは破損や汚損を防止する、丁寧な梱包。アフターフォローの案内。さらにお店の心配りを感じられるメッセージが入っていたら、お店の好感度が上がるでしょう。

 

ギフト品はさらに重要

お店のホスピタリティが見て取れる、梱包。ギフト品の梱包はさらに重要です。と言っても、ギフトだから丁寧・キレイに包装するというのは当たり前の話。ではなぜギフト品はキレイに包装するのでしょうか?
それは、送り主のお客様の「おもてなし」を、お店が代わりに担うからです。単にお店からお届け先へおもてなしするのではなく、その背景には送り主様の思いが込められているのです。適当な梱包では、送り主様の顔に泥を塗る事になるのは、言うまでもありません。

 

慣れてはいけない事

あなたも買い物をした時、贈り物を受け取った時、ドキドキしながら開封したことはありませんか?しかし、いざ自分のお店の仕事となると、そのワクワク感を忘れてしまっていませんか?自分がお客としても通販に慣れてしまっていると、このような感覚が薄くなってくるものです。
しかしお客様はそうとは限りません。欲しかった商品が届いてドキドキしながら封を開ける。大切な人の為に一生懸命にギフトを選ぶ。届いたギフトをワクワクしながら開ける…そんなシチュエーションは少なくないはずです。
あなたも箱を開けた時のドキドキ感を、よく思い出してみてください。開封時に嬉しかった事、逆にがっかりしたのはどんな事でしたか?お店からお客様の為に出来ることが、きっと思いつくはずです。

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